究極の口コミマーケティングとは、アンバサダーマーケティング ソーシャル・メディアマーケティングを企業内に取り込む動きが活発化する中、インターネットマーケティングは従来のマーケティングと大きく違うことが実証されました。某広告代理店のような大手企業にとって、インターネットマーケティングは強力な成長スールであると同時に、自らの首を絞めるツールでもあります。 マーケティングにおけるPR手法に関していうと、TVコマーシャルという圧倒的な認知度を誇るユーザーに認知してもらうためのツールがある。これは、一般的に、広告予算として〇億円の予算を組むことができる大手企業のみがGRPという数値を基本として、自社商品を広くアピールしてきました。GRPという指標は、視聴率に直結するため、GRPの数値が高ければ、必然的に売れるであろうという推測の元、クライアントである企業は価値基準が不明瞭な予算を広告として投資してきました。 成長著しい時代は、とにかくCMを流せばモノは売れていました。しかしながら、PRに関しては、何人にアピールできたかという指標が主になり、実際に商品が売れるかどうかという基準は、マーケティングの全体発想から曖昧となっていました。 そんな中、WEBマーケティングが活性化することにより、今までの何百分の1という低予算で、情報を拡散させることができ、さらに 検証 という、PRに対する効果測定を企業独自で行えることが判明しました。今回具体的に、売上高数千万円規模の零細企業といわれる企業がアンバサダーマーケティングを取り込むことにより、どれほどの実績を上げることができたか、すべて公開します。まだ、検証途中ですので、かなりリアルな数字になっています。
年商数千万円のgoogle analytics によるリアルな数字です。現在は2015年3月21日。2015年3月1日にアンバサダーマーケティングを開始し、既にページビュー数は21日間で2,500PVを超えています。(コーポレートサイトのPV数)
この数字は、年商何億円規模のサイトと同じなのか見てみます。
このサイトの企業は年商約10億円、創業30年以上の会社です。リアルなB to Cをメインとし、WEBサイトも10年程前から作りこんでおり、商品自体も一般消費者が目にする商品を作っています。取引企業も多く、サイト自体は、消費者、業者両方のセグメントでみられています。本サイトのページプレビュー数は、2015年2月18日から3月21日までで、2,883PVとなっています。
それでは、TVCM等も実施し、消費者の誰もが知っている商品を製造しているメーカーのサイトを検証してみます。TVCMもやっており、広告予算は年間数億円の企業です。このサイトは、google analyticsが設置できないため、競合分析ツールを使い検証してみました。月間PV数は20,000PVです。最初にお見せした年商数千万円の企業のPV数のたった10倍です。この企業は創業50年以上の歴史ある、業界トップ3にはいる企業です。3月1日からスタートしたアンバサダーマーケティングを取り入れた企業のPVはこれから確実に増えていきます。たった3週間で結果が見えてきています。アンバサダーマーケティングの凄いところは、リスティング広告や、雑誌、TVCM等に費やした広告予算はゼロ円です。
アンバサダーマーケティングとは何か?
アンバサダーとは『会社ないし、会社の商品を熱烈に応援する顧客で、その会社(商品)を強く周囲に薦めてくれる人』
具体例を言えば、アップルやスターバックスの熱狂的なファン/信者と言えばわかるだろうか。
『あなたの商品の魅力をアピールし、見込み客を紹介し、ブランドの良さを語り、『批判者』から守ってくれる存在』でありながら、『見返りもポイントも、クーポンもキャッシュバックも求めずに、あなたの商品の魅力を広めてくれる』
靴のネット販売会社ザッポス、スーパーマーケットのトレーダージョーンズ、アマゾン・ドット・コム、メソッド、レッドブル、ボディショップ、グーグル、ソーダストリームはいずれも広告に頼らずに有力ブランドに成長した。こうした企業においては、アンバサダーこそがマーケティング戦力だった。(中略)
フェイスブック、ツイッター、リンクトインというソーシャルメディア業界のビッグスリーは、広告費を一銭も使ったことがない。誰かにカネを払って自社のサービスを推薦してもらったこともない。というより、その必要もなかったのだ。アンバサダーがソーシャル・メディアを通じて、こうしたサービスを友人に薦めてくれたからだ。
手の込んだマーケティング・キャンペーンに数百万ドルを注ぎ込むのもよいが、アンバサダーによる信頼性の高いおススメほど効果があるものはないはずだ。
『アンバサダー・マーケティング』より
アンバサダーマーケティングを行う際は以下の5つを必ず守る必要がある。もし、このうち1つでも該当しない内容があるとすれば、アンバサダーマーケティングは実行できない。
1 "ヤバいぐらい最高の製品 ー "ヤバいぐらい最高(insanely great)は故スティーブ・ジョブズの名言の一つだ。ありきたりの商品やサービスを熱心におススメする人などまずいないだろう。(中略)
2 記憶に残るサービス ー 同じような商品やサービスがあふれている今日、サービスは強力な差別化要因となる。百貨店のノードストローム、靴のネット販売のザッポス、フォーシーズンズ/ホテルは類を見ないサービスを提供することで、多数のアンバサダーを生み出した。
3 "良い利益"を得る努力をする ー 顧客ロイヤリティの権威であるフレッド・ライクヘルドは、"良い利益"と"悪い利益"を説明している。悪い利益とは、例えば詐欺のような価格設定、顧客サービスのカット、隠れた費用を顧客に押し付けることで得た利益のことだ。
4 コストが増えても正しいことをする ー 余計な費用がかからなければ、企業は進んで正しいことをしようとする。だが、正しいことをするとコスト増につながる場合は、安易な道を選ぶ企業が多い。しかし、たとえばレモン一個の返品を認めるとコストが増えるとしても、認めたほうがいい。それによって批判社を作ってしまうよりはるかにましだ。(中略)
5 社会的良心を持つ(持っていなければ早いうちに身につけよう) ー 社会的良心のある企業やブランドのほうが、おススメされる可能性は高い。ナイキは労働者を低賃金で働かせていたことが明らかになったため、アンバサダーに見放されてしまった。社会的問題に対して良心的な立場を取ったり、コミュニティに利益を還元したりしよう。
『アンバサダー・マーケティング』より
次回に具体的に弊社が現在進行中のアンバサダーマーケティングのアクション方法を開示していきます。
supported by ごくらく株式会社 日本企業のASEAN海外進出に特化したWEBマーケティングを行います。