飲食業が海外進出で成功するための3つのポイント

| コメント(0)

飲食業の海外進出で成功するための3つのポイント

◆現地の平均年収に合わせた価格帯の実現

◆おいしくて、量が多い

◆渋滞、大行列を回避する デリバリー

今後ASEANには急激に成長する国が数多く存在しますじの。日本の多くの飲食業は今後成長する国に対してこぞって、進出しています。とんこつラーメンの一風堂や、カレーのCOCO一番、牛丼のYOSHINO屋など多くの飲食店が進出していますが、果てして成功しているのでしょうか?

あるチェーン店のラーメン屋は、日本での株主に対するパフォーマンスの意味をこめて、アジアに進出したようです。もちろん、これといった戦略があるわけでもないため、出店することはしましたが、収益を上げることは非常に困難なようです。

 タイに進出した、某ドラッグストアも既にタイ国内で20店舗出店に成功しているように見えますが、果たして店頭での売り上げは順調なのでしょうか。

人口が2億4千万人を越えるインドネシアに初めて来たのが20歳の時、既に17年が経過し、アジア経済のことも少なからず理解ができてきている状況になってきました。17年前の1998年頃のインドネシアは何が圧倒的に変わったかというと、やはり、街の景観が全く違います。今ではコンビニエンスストアが当たり前のようにありますが、当初は、WARUNGといわれる、所謂パパママストアの存在が目立ちました。WARUNGでは、どこに行っても同じものが売っていますが、売価は店によって全く違いました。売価という形式は存在していなく、お店の店主は、相手を見て値段を決めていた感があります。

 土地の値段は本当に違います。インドネシアのバリ島にあるチャングーという地区。当時は、1R=100ヘーホーメートルは50万円でした。今では、

安くとも500万円はいきます。畑のど真ん中に、FOR SALEという看板だけが建っていました。もし、あの時、土地を買っていたらと思うと、後悔しきれません。

 

個人的な後悔はおいておいて、インドネシアへの進出で飲食店が成功するには?に話題を戻します。

当時と、街の景観や不動産、小売店はスピード感を持って変化しています。

 ただ、まったく変化していない部分を感じます。それは、現地に住んでいる、インドネシア人の給料です。相変わらず、街には、昼間にも関わらず働いていない青年を多く見かけます。

 

インドネシアの現在の平均年収は、約3万円程です。これは、17年前とそれほど大きく変わっていない水準です。

 

実は、海外進出の成功要因は、このローカルの消費者に商品が売れるか、食事してもらえるかということが重要になってきます。

 

確かにインドネシアの人口は2億4000万人で、日本の人口の約2倍にあたります。そして、富裕層や中間層が増えているということもあり、魅力的な市場であり、日本食や、日本の商品が売れる可能性を秘めていることは間違いありません。しかし、消費者の気持ちになってみると、一概に人口が増え、富裕層が増えることが成功要因ではありません。

 

例えば、吉野家を考えてみましょう。日本でも200円代後半から300円前半で牛丼を販売しています。もちろん、この安い牛丼並だけ販売していれば、会社に儲けがないことは誰でもわかります。そこで、牛丼並以外に、様々なメニューを展開することにより、来ていただいたお客様により多くのお金をお支払頂く努力をしています。

      客単価を高く設定すれば、良いわけではなく、2回、3回とリピーターになって頂くことが会社の儲けに直結します。 最近加藤公一レオさんのブログで覚えた言葉ですが、(LTV)ライフタイムバリュー。 

 

    LTV(顧客生涯価値) 一人の顧客が取引期間を通じて企業にもたらす利益(価値)のこと。 つまり、自社の製品やサービスが継続的に顧客に選択され続けることが顧客価値向上の原点となります

 

アジアでビジネスを展開することにより、実はこのLTVの観点がとても重要であることに気づきました。

 

私の友人はインドネシア人でインドネシア在住ですが、 年収はゆうに3,000万円は超えています。正直日本人より裕福な暮らしは十分できる立場ですが、ビジネスをしているので毎日はとても質素に生活しています。

 

 そんな彼と、マーケティングを含め、日本の居酒屋に入りました。この居酒屋は、日本人や、富裕層向けに展開しており、お店も常に満員の状況です。収支状況を知らない、消費者の立場でみれば儲かっているように見えます。食事をしながら、彼はこんなことを言いました。料理も日本食でおいしいし、値段もそれほど高すぎることはない。 ただ、また来たいかというと 少し考えてします。  

 

なぜか、 毎日来るには高すぎるため、店に入ること自体考えてしまう。

 

 

この言葉を聞いた時、 はっと気がつきました。 ビジネスは LTV(ライフタイムバリュー)が高まることにより儲かる。 リピートしたいと思って頂けることがすべてです。

インドネシアや各国で大成功を収めているユニ・チャームという会社も、やはり、現地価格を実現し、リピートされることで、継続的な成長を実現しています。

 

 

 

 ということで、 ごくらく株式会社とインドネシア現地法人PT MASAHAAN の出資により、インドネシア人の中間層以下を対象にした飲食店を展開することに決めました。

 

主なビジネス概要は以下となります

 

◆飲食店

◆場所 インドネシア デンパサール

◆想定顧客 インドネシア人 中流、下流

◆コンセプト 企業で働く社員へのデリバリー、現地価格、おいしい、量が多い

 

場所の設定

Indonesiaバリ島にある デンパサールという ビジネス都市です。近くには、ホンダなどの日本企業の工場も多くあります。

目の前には、バスのターミナルがあり、人が集中する場所です。

 

 

 

現地スタッフはインドネシア人です。日本人はいません。

 

 

 

メニューはすべてローカルフードです。 一番安いメニューは、チャーハン100円です。

 

 

 

差別化のポイント

現地ローカルフードは、看板や広告もほどんと出さない、パパママ商店です。そこで、現地企業に向けた弁当販売。デリバリーを実施します。

 

 

 

海外での成功の需要項目である、 リピート。そのために、価格は現地価格にする。2016年1月からオープンする予定です。

初期費用は家賃込み5年で約700万です。

今後収支報告も踏まえてこのブログで報告していきます。

 

日本の多くの企業が、海外進出で成功できるよう、ノウハウを積み上げます。

 

ごくらく株式会社は、海外進出、インバウンド爆買いに特化した、WEBサービスを行っています。外国人向け、WEBサイト構築、動画制作、中国国内での広告実施等おまかせ下さい。

 

ごくらく株式会社

海外進出、インバウンド窓口のお問い合わせ

03-3702-1191

info@gokuraku.co.jp

 

 

このページを友達に送る

アーカイブ

このブログ記事について

このページは、GOKURAKUが2015年9月26日 21:42に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「三越銀座店のインバウンド対策×WeChat」です。

次のブログ記事は「アメ横へ行って新しいインバウンド対策発見。サイバーキャリーってなに」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。