2017年11月 ARCHIVES

独身の日に進化する、アリババの最先端「スマートストア」:単なるイベントから実験の場へ

過去最高の売上高であったW11は記憶に新しいですが、そのうらにある販売戦略がさらに先端をいっていて、特筆すべき事項です。

オンラインではないリアルな小売店舗をこの独身の日のセールにオープンさせたことは前回のブログでも言及しましたが、
その背景としては80%以上の小売りの売上高は依然としてリアル店舗であることとのことですが、
そこで展開しているテクノロジーがこれまたすごい。

ストアの目玉のひとつが「マジックミラー」と名づけられたデジタル画面で、買い物客はこれを使ってサングラスや化粧品、衣料品をバーチャルに試着できる。
商品を気に入ったら、スクリーン上のQRコードをスキャンして、アリババのモバイル決済サービス「アリペイ(Alipay)」で購入できる。

テクノロジーを融合させ、最後にはアリペイの決済サービスも含めたシナジーで顧客の購買行為を楽しませながら誘引しています。

別の目玉が拡張現実(AR)ディスプレイエリアで、買い物客はここで商品画像をスキャンして、Tモールの商品掲載ページにアクセスしたり、クーポンを受け取ったりできる。
また、ロレアル傘下の音波洗顔器ブランド「クラリソニック(Clarisonic)」は、ポップアップストアに自動販売機を設置し、レジの列に並ばなくても商品を購入できるようにした。

ここでもTモールとのシナジーが発揮されています。またクーポンの配布なども中国人の購買行動をよく理解したうえでの戦略が綿密に練られています。

オンライン、オフライン店舗の両面で展開するだけではなく、既存のEC販売サイトや決済ツールとも連動しつつ、
リアル店舗での消費を喚起するアリババグループの販売戦略。

スーパーなどの日用品にも展開していますし、他の産業材についても多角化経営を図っているアリババグループ。

消費者との一番最初の接点となるソーシャルメディアなどのインターフェイスを持ちつつ、最後の接点となる決済のインターフェースも持つアリババに、当面死角はなさそうです。

国外のサプラーヤーの数も商品点数も増えていることから、今後も消費の規模の拡大が見込まれます。
日本の企業も今のタイミングを逃すと、競合に先にシェアを取られてしまいますので、今が仕掛けるときです。

ごくらく株式会社,越境EC,WEIBO,微博,微信,テンセント,アリババ,海外進出,WEBマーケティングを行っています。

アリババ、「独身の日」に向け大規模な実験

11.11は独身の日でした。今年は過去最高となる1682億人民元(約253億ドル/約2.87兆円)となり、貨物量は昨年の35%増の約15億個だったとのことです。
開始からわずか2分1秒で1130億円の売り上げとのことで、その結果には驚くばかりです。

今年は新しい試みとしてオンライン店舗のみならず、オフライン店舗を活用した流通を行ったようです。
通常ですと問屋や卸売業者が流通に入るところを、アリババが自社倉庫から国内の約60万店の小売店へ直接出荷するという話です。

小売店に利益を還元し、アリババが得たのは消費者の購買情報データです。
ビッグデータこそが資産といっているアリババらしく、情報・データこそが資産だと認識している証拠です。

オンラインだけではなくオフラインも活用したアリババのセールは過去最高の売り上げとなり、数十%の伸び率です。
どこまでも勢いが衰えないアリババグループ。

アリババグループの戦略を忠実に読み解き、中国人の購買行動をよく理解することが、中国向けのマーケティング戦略の第一歩です。

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中小企業でも中国で成功するポイント

中小企業でも中国ビジネスで成功している企業は、目立って雑誌や記事にはなりませんが、結構多く存在しています。
それも成功している企業はものすごく成功していて、一方で失敗している企業は、ものすごい金額の損をして撤退しています。

この記事の中では商品の差別化についてしか述べられていませんが、
両社の決定的な違いは、まずは中国のマーケット、消費者の行動習慣について正しい認識を持っているかということがまずもって一番重要です。

こうした中国人の消費習慣やマーケットの変化については、定性的なものではなく、統計、データで客観的に裏付けられたもので追っていかなければなりません。

そうすることで正しい戦略を取ることができ、失敗のリスクを減らすばかりか、
日本では全く知られていなくても、中国では大ヒット商品!ににあるというパターンは少なからず存在しています。

そのうえで、Weiboをつかったソーシャルメディアマーケティングは中国ビジネスで利益を上げるという目的を達成するうえで欠かせない手法です。
中国大陸に対して、日本と同様の手法のマーケティング、販売戦略ではうまくいかない、なかなか一筋縄ではいかないのが中国ビジネスの難しさで、そのため多くの企業が大損をして失敗するのです。
まずは中国の消費やマーケットについて正しい理解をすることが第一歩です。
中国マーケティングの概要にいて知りたいかたは、お気軽に当社までお問い合わせください。

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