IMGアカデミー0日目
IMGアカデミーに着いた日と、その翌日は準備期間となっているため0日目とします。
着いた当日(8/10土曜日)はチェックインをし、パスポートを預けて、自分のIDカードとアカデミーのマップをもらった後、夕食をとって就寝するだけでした。食堂はとても綺麗で、並んでるおかずをバイキング方式で取っていく感じです。自分のIDをかざすだけでおかわりも含め無料で食べられます。廊下にあるハンバーガーなどを売っているお店で買うとお金が必要になるので要注意です!
翌日(8/11日曜日)は昼の12時〜5時の間に自分が参加するスポーツのコーチに挨拶をしに行く必要があり、そこで名前の確認、自分がどんなコースを選んだかなどの確認をされ、1週間のタイムテーブルを渡されます。その後はフリーなのでチェックイン時にもらえるアカデミーのマップを見てタイムテーブルに記されている施設を回ってみると、練習が始まった時に困らないで済むので、おすすめです。
また、用品店のようなところに初めて自分のIDを見せると、IMGアカデミー仕様のカバン、シャツ、水筒が無料でもらえます!!
寮は4人一部屋となっており、8月10日に来ていたのは、比較的アメリカから遠い国の人たちという印象で、僕の場合は他の3人はアメリカ2人ブラジル1人だったためみんな8月11日に来ました。10日のうちに日本人(話せる人)を探しておくのがいいと思います。
志龍
(IMGアカデミーの正門)
(食堂)
IMGアカデミー1日目
僕は野球のコースで行ったので、これからは野球コース中心に話していきます。
1日目は、フィールドハウスという施設に集合しました。元々はタイムテーブルに書いてなかったですが、teamworksという1日の予定が送られるアプリにコーチから連絡がきてました。なのでこまめにチェックしておいた方が良いです。
フィールドハウスではまず年齢で分けられ、その後ピッチャートレーニング志望の人だけ別の部屋に行きました。他の内野トレーニング、バッティングトレーニングの人はコーチたちの職員室のようなところへ連れてかれ、これからどんなことをさ練習するのか、どんなことを意識すべきかなどの話を聞きます。(中学生以下はすぐに外へ行ってたので、即トレーニングしてたと思います。)その後、どこのグラウンドに集合か伝えられるのでそこへ行き、1時間45分のトレーニングが始まります。内容としてはボールの取り方や、フォームを確認したりって感じです。その後45分の休憩があり、休憩後はそのまま昼食でした。
昼食をとった後、午後1時に同じグラウンドへ集合してまた、1時間45分のトレーニングが始まります。体感午前より少しだけ本格的な練習が増えた感じです。
トレーニング第2部が終わった後、30分休憩して「Core Mental Performance 」というものがパフォーマンスセンターというところの2階で行われます。内容としては、プロ野球選手が何を大切にしているのか、など精神面的な授業でした。
その後は夕食をとりフリーです。
一緒にアカデミーのキャンプに参加した中学生の向島守弘琉君は、
「アメリカ人と沢山話せて名前も覚えてもらい嬉しかったです!
コーチともコミュニケーションがたくさんとれたので楽しかった。アメリカで初の野球が出来てとても感謝です。」と、感想を残しています。
志龍
(フィールドハウス)
(パフォーマンスセンター)
IMG アカデミー2日目
2日目以降の日程もタイムテーブルを見た感じ、1日目とそんなに変わりません。
2日目の練習は守備位置ごとに特化した練習でした。今回の場合、ファースト、セカンド、ショートの3つに分かれ(サード希望がいなかった)1人ずつコーチがついて細かい技術やポイントを教えてくれます。練習内容は簡単なものばかりなので、英語が理解できなくてもまずは見て内容をしっかり把握して真似することが大事だと感じました。
1日目との大きな違いはトレーニング第2部後の、「Core Mental Performance 」が筋トレになることです。場所は「Core Mental performance 」と同じパフォーマンスセンターの一階です。ここでも、英語の指示が分からなくても、周りがやっていることを真似すればOKです。あとは夕食をとって2日目は終了です。
アメリカ在住のキャンプ参加者(野球)は、「基本的なことであってもより細かく教えくれるし、長年やっている野球をしているが学ぶことがたくさんあった。」と、コメントしています。
志龍
(筋トレ器具)
IMG アカデミー3日目
IMGアカデミー3日目、朝にteamworksを確認するといつものようにグラウンド集合ではなく、フィールドハウス内にあるロッカールームに集合と書いてありました。そこでは、外野にボールが飛んで行った時の自分のポジショニングや、プロの選手の動きを映像で見て確認する時間が取られました。それを見たあといつものグラウンドへ集合して、今学んだものを実践する時間です。
また、守備の練習は3日目のトレーニング第1部で終了で、午後の第2部から4日目、5日目はバッディング(現地ではヘディング)の練習になります。
バッティング練習初日は、下から投げてもらうトスバッティングが中心です。最後時間が余ったらマシーンを動かして実際の速さのボールを打つことができます。面白いなと思ったのが、3ゲージあるうちの真ん中のゲージにはセンサーが付いていて、自分が打った球がヒットなのかフライでアウトなのかなどをモニターでシミュレーションしてくれるところです!!練習の後コーチが明日の集合場所などを話して練習終了です。
3日目は、2日目で筋トレをしていたところがストレッチになります。ここでも周りを見て真似していきましょう!!
3日目にもなると、ルームメイトがどんな人か、1日はどんな流れなのかなど慣れてくることが増えてくるので、友達と行動したり自分一人で行動できたりしてくると思います!
志龍
(バッティング練習場の様子)
IMG アカデミー4日目
4日目もバッティング練習です。3日目の練習後に、コーチがお知らせしていたように、まずはフィールドハウスの2階に集合です。朝にteamworksを確認しても、集合場所に関する連絡はなかったため、コーチの話を聞き逃すと場所が分からない事態になってました,,,練習の指示は真似すればいいですが、「時間や場所について話してるなぁ」と思ったら、聞き逃さないように注意した方がいいですね!
フィールドハウスの 2階では、3日目の練習でコーチが撮影した自分のバッティングの動画とプロ選手のフォームなどと比較しながら、直した方が良いところを指摘されます。その後外へ移動して実践です。
午後からの練習も、午前とあまり変わらずマシーンやトスバッティングを通してひたすらにコーチからアドバイスを受け、実践で直していく流れでした。
4日目は、筋トレやストレッチもなく、夕飯を食べてフリーです。
志龍
IMG アカデミー5日目
5日目は、練習最終日です。いつものように午前練習に向かいます。
午前練習が終わってからが特殊で、朝にteamworksを確認すると、「午前練習が終わったら自分のIDカードと携帯を持ってEast summit roomに来てください!!」と連絡が来ているので、指示に従って動きましょう。(East summit roomはフィールドハウス2階です)そこでは、QRコードの書いてあるカードを渡されてそれを読み取ると、「ここのアカデミーでの体験はどうだったか」、「改善点があったら教えてください」と言った内容のアンケートがありました。もちろん英語の文章ばかりですが、コーチも近くにいてサポートしてくれるので安心して回答できます。
アンケートが終わったら、いつも通りお昼を食べて午後練習です。午後練習後はパフォーマンスセンターで筋トレをして夕飯食べてフリーです。
初日にチェックインした時に現地のスタッフ(多分日本人スタッフが付いてくれます!)からも伝えられますが、帰国前日中にパスポートを預けたカウンターまでパスポートをもらいに行かなければならないので、隙を見てとりに行きましょう。僕は昼ごはんを食べた後に行きました。場所は預けたところと同じで、自分のIDカードを持っていきましょう。最後に「ここにサインちょうだい」と言われるので、指示通りに書いてください。(預ける時も受け取る時もイニシャル書くだけのサインです)
志龍
(アンケートのQRコード用紙)
(コーチからのメール)
まとめ
最後に、IMGアカデミーでの生活で感じたこと、学んだことをまとめていきます。
まず、みなさんが一番気になっているであろう英語力についてですが、一番勉強しておいた方がいいと感じたのは英単語です。リスニングはその場の雰囲気や、聞き取れなくても周りを見れば何をするべきかなどが分かります。話す時も、文法は完璧じゃなくても現地の人たちはなんとなくで感じとって通じ合うことができます。しかし、単語力が全くなしの状態だと、雰囲気やなんとなく感じとることもできなくなってしまいます。実際、僕もいくつか分からない単語があって仕方なく聞き返して簡単な言い方に直してもらう盤面が何回かありました。そのため、英語単語の勉強を優先的にしていくべきだと思います。
次にアカデミーでの生活面ですが、とっても快適です。練習開始時間がすごく早いこともなく、終わるのがすごく遅いこともなく、ちゃんと自由時間や休憩の時間も確保してくれるので安心していいと思います。食事面についても白米の出る頻度は少ないですが、おかずはどれも美味しくて「何も食べられない!」ということには絶対になりません。強いていうなら、 2段ベットの 2段目になると冷房がガンガンに当たるので、寝る時に着る長袖を一枚持っておくといいかもしれません。
僕はこのIMGアカデミーのキャンプに参加して本当に良かったと思います。確かに始めは、想像以上にネイティブスピーカーの英語が早かったりスラングが混ざっていたりして焦っていましたが、何日が過ごしていると耳も慣れコミュニケーションが取れるようになっていきます。自分のスポーツ能力を向上させながら、本場の英語に触れ英語力も向上させられる機会はそんなに多くないので、ぜひみなさんも僕のように1週間だけでもIMGアカデミーのキャンプに参加してみてください!!
志龍