クックパッドが消費庁とコラボ
公平性を担保すべきはずの消費者庁が、民間企業、クックパッド株式会社、設立1997年10月1日、資本金52億円のサービスを消費者庁内のホームページに掲載をはじめた。
消費者庁の役割は以下の3つ。
1.消費者被害の防止
● 消費者や事業者・行政機関から、消費者事故情報を集約します。集約した
消費者事故情報は、事故情報データバンクに登録します。
● 消費者事故の分析、原因究明をして、消費者の注意を喚起します。
● 各省庁に、消費者への注意喚起や業界指導などの対応を求めるとともに、ど
の省庁も対応しないいわゆる「すき間事案」に自ら対応します。
2.所管する法律の執行
● 悪質商法、偽装表示などに対応して、特定商取引法、景品表示法、JAS法な
どの法律を厳正に執行します。
3.地方消費者行政の支援
● 消費生活の「現場」を支える相談窓口を支援して、困っている消費者の手助
けをします。
4.新たな課題への対応
● 多数の消費者に被害を生じさせた者から不当な収益をはく奪し被害者を救済
するための制度を検討します。
● 消費者に必要で分かりやすい食品表示のあり方を検討します。
● 独立・公正・網羅的な事故調査機関のあり方を検討します。
● インターネット取引についての消費者トラブルの解決に向けた対策を検討します。
5.さまざまな取り組み
● 個人情報の保護に取組みます。
● 公益通報者保護制度の普及推進に努めます。
● 消費者政策の国際的な連携の強化を図ります。
● 消費者教育のための活動に取組みます。
● 子どもの事故予防を図るプロジェクトを推進します。
出典:消費者庁HPより
なんと、クックパッドのページを見ると、 消費者庁のキッチンと表記してあります。
なぜか、 公式 とまで。
企業に対して公平であるべき消費者庁が、このようないち民間企業のサービスを公に使っていくということは立たして消費者庁も役割であろうか?
5.さまざまな取り組み
>● 消費者教育のための活動に取組みます。 ?????
消費者庁の大義名分はこの項目にあたるのかと予想します。正直この項目以外に消費者庁がこのクックパッドのサービスを公に使う理由はあまり見当たらない。そこで消費者庁のWEBサイトを覗いてみると
消費者庁では、食品ロスの削減に向けて先駆的な取組を行う地方公共団体に対して、「平成25年度地方消費者行政活性化交付金」による支援を実施しました。
この成果として、各地方公共団体から寄せられた「食材を無駄にしないレシピ」をより多くの方にお伝えするため、料理レシピサイト「クックパッド」の「消費者庁のキッチン」において紹介します。
今後、北海道札幌市、青森県鶴田町、宮城県仙台市、富山県、石川県穴水町、石川県白山市、福井県、兵庫県及び洲本市の協力により、
・野菜の皮や茎を活用した料理
・余った料理をアレンジした料理
などの素敵なレシピを掲載していきます。
これまで食べられないと思っていた野菜の皮や茎も、冷蔵庫に残った半端な野菜や余ってしまったお料理も、捨てる前に「消費者庁のキッチン」でレシピを探してみてください。捨てていたものから、美味しくて家計にやさしいお料理ができるかもしれません
出典:消費者庁 http://www.caa.go.jp/adjustments/index_9_recipe.html
上記のような感じです。大義としては、食材のロスをなくそうという思惑らしいです。ではなぜ、クックパッドでほかのサイトではないのでしょうか?
■クックパッド同様レシピサイト
エキサイトが提供する Eレシピ
<a href="http://recipe.rakuten.co.jp/" target="_self" title="http://recipe.rakuten.co.jp/">http://recipe.rakuten.co.jp/</a>
確かにクックパッドは、日本最大級のレシピサイトであることは間違いないですが、同サービスを展開する企業があるにも関わらず、政府機関が1企業のサービスを独占的に活用するのは、一つの方向性の展開なのかとも感じる。個人情報を取得するために、GOOGLEやYAHOO!に要請するように、政府関連も、レシピという主婦が最も興味あるコンテンツを通じて個人情報を取得していくのではないのか。
一般消費者が知らない場所で、消費さ庁からクックパッドに対して個人情報の提供を依頼するのでしょうね。
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