地方でインバウンド消費を取り込む 2つのポイント

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2015年6月に、某ドラッグストアのバイヤーに現在の市場状況を聞いてきました。
地方の経済は、日経平均2万円を超えた恩恵を受けていない雰囲気があります。
どうすれば地方のドラッグストアにも、訪日外国人の恩恵を受けることができるのか考えてみます。


●関西地区や、首都圏などの大都市圏はインバウンド消費の享受を受けている。

●平日のドラッグストアには、地元の主婦や子供のみ。中国人の人影はない。

●日本国内では、競合他社を意識して各企業戦略を練っていますが、地方の少子高齢化により、小売業の長期的な減退は避けることができません。 本質的な課題解決が必要です。

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北陸で120店舗を展開するドラッグストア、ゲンキーという会社があります。売上は、平成25年 546億円。 平成26年579億円と、売上は順調に伸びています。

場所はどんなところにあるかというと、周りを見渡すとこんな感じです。地方を代表するような、まわりは見渡す限りの田んぼや畑。

北陸にはドラッグストアの大手がもう1社あります.

クスリのアオキというドラッグストアです。売上規模は1100億円と業界でも中堅に位置しています。

平日にはどれほどのお客さんがいるかというと

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この棚にはお客さんが一人もいません。隣の棚にいってみると

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ここにもお客様は一人もいない、空っぽの状況が見られました。経営者であれば誰しも、店を作った以上、お客さんがいない状況は、つらいものです。店があるにもかかわらずお客様がいない状況は、店をオープンしても地獄、(従業員に人件費を払う) オープンしなくても地獄(売上が見込めない)という状況です。

閑古鳥がなくこのような地方のドラッグストアに、訪日外国人が賑わいをみせるという裏ワザを考えてみました。

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首都圏にあるお店のように繁盛してもらうために。

訪日外国人の中でもやはり、一番インパクトがあるのは中国人です。

日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2015年4月の訪日外国人の数は単月で過去最高の176万4千人に達しました。そのうち中国に関しては、前年同月比の113%増の40万5千人を超え、全市場で初の単月40万超えを記録しました。

家電量販店やドラッグストアは、訪日外国人に爆買いをしてもらうため、店頭での販促物にとして、TAX FREEや、20150601_212251_623.jpg

中国のクレジットガード 銀聯(ぎんれん)が使えます。という販促物を積極的に販促物として活用しています。しかしこれは、首都圏や大都市圏という黙っていても、外国人が押し寄せる店にのみ有効な手段です。

北陸という地方にあるようなお店にどうしたら、外国人が爆買いをするようになるののか考えてみました。

衰退が進む、地方のお店に訪日外国人を呼び込む3つの方法です。

①トリップアドバイザーに北陸の情報をひたすら書き込む

中国では、旅行をする際は、ソーシャルメディアや、旅行サイトで情報を集めることが一般的です。そこで、トリップアドバイザーに北陸の情報をひたすら書き込むます。

中国人が行きたいと思うような、情報をトリップアドバイザーにひたすら書き込み、まずは、北陸に観光してもらうことに注力します。北陸新幹線も開通し、東京から新幹線でダイレクトに、観光でできることも、外国人を呼び込むには絶好の機会です。

他にも以下のような旅行サイトがあります。

Booking.com/Agoda/Hotels.com/Expedia/Hostelworld/JAPANiCAN.comなどで、ガイドブックでは、Lonely Planet/Rough Guides/Frommer's/Guide du Routard

②Weiboを活用して中国国内でクーポンを配布。

Weiboの日本に関する情報を定期的に更新する公式アカウント[微博日本]に定期的に情報を更新することにより、中国国内の口コミを誘引する。

 中国では、欧米諸国とことなり、FACEBOOKやTWITTERなどのSNSツールが制限されいます。また、春節などの独自の休みがあるため、休みにあった効果的なプロモーションを促すことが必要となります。

Weiboでは定期的に情報配信を配信することにより、新規フォロワーを獲得することができ、アプローチしたい属性にコンテンツを効果的にPRすることができます。人気のあるコンテンツを発信することで、それらの情報はひとりでに拡散していき、何百万、何千万というユーザーに届けられることになります。またWeiboには多くのKOL(Key Opinion Leader)と呼ばれる影響力の高いユーザーが存在し、彼らの発信する口コミ情報は多くのユーザーに届けられるとともに、購買行動へとつながるきっかけを作り出します。

 

日本国内に訪日した中国人に対しての対策はまだまだありますが、まずは、北陸という地に足を運んでもらうことが必要となります。

インバウンド消費の恩恵を受けるためには、中国国内でのプロモーション施策が必要となります。 それをやらなければ、まず、北陸には足を運んでくれません。

 

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このページは、GOKURAKUが2015年6月 6日 22:17に書いたブログ記事です。

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