・リニューアルで免税カウンターを移設し拡大
・Wi-Fiを活用して商品を訴求する。
・中国人に縁起のいい 8という数字でセット品をつくる。
日本、特に都内を訪れる中国人の団体ツアーは、必ずといっていいほど銀座での買い物を予定コースにいれています。大阪から京都、富士山東京と東海道を沿うように名所を巡る[ゴールデンルート]最後の名所が銀座にあたる。ここで、友人や親せきへのお土産を購入し成田から帰国するというわけである。
買い物をするなら、日本を代表とする銀座ということを最初から決めているようである。しかし、憧れの銀座といってももしも、百貨店がなかったとしたら、 爆買いの名所にはならなかっただろう。彼らは出発までの短い間に、買い物目的の商品を見つけて購入しなければならない。それには短時間で様々なカテゴリーの商品が購入することができる 百貨店が一番良いのである。ゆえに、中国人の訪日外国人は、百貨店に殺到する。銀座を代表する百貨店の一つがご存知、松屋銀座。ルイ・ヴィトンやフェンディ、プラダといった高級ブランドに強い百貨店としてこれまでも日本を訪れる外国人富裕層を中心に高い支持を得てきた。その同店が、より広い顧客層を取り込もうと免税フロアをリニューアルした。
政府は昨年10月から画期的な消費税免税制度をスタート。非課税製品を大幅に増やし、訪日外国人の買い物を支援することで、訪日外国人観光客の売り上げを増やそうとしている。これを商機ととらえた、松屋銀座は地下1階の免税フロアを拡大するとともに、免税カウンターでの受付スペースも広げ、スタッフを約20名へと増員。言語も、中国語、韓国語、英語と三カ国語に対応できるように対応した。また、拡大したフロアでは、日本酒やウィスキー、抹茶などの免税対応商品の品ぞろえも強化した。より多くの商品の中から、観光客が気にいった商品を選べるようにしている。 免税コーナーをリニューアルしてから、売り上げが伸びています。購入額は昨年に比べて倍増。日によっては3倍近くにいくこともあるようです。 実際に、松屋銀座の2月の売り上げは速報値で、前年同月比17.9%増しと、二桁の成長を記録している。同店では、免税品の売りあげが好調に推移した結果と分析している。
Wi-Fiを利用して商品の特徴を訴求
もちろんハード面のリニューアルだけで、そこまで売り上げを伸ばすことはできない。サービス面でも様々な工夫が見られます。まずは、フリーWi-Fiの設置です。中国人だけでなく、他の国の皆様はネットで情報収集を行っています。現在は、免税フロアと屋上がWi-Fi 対応になっていますが、いずれは全館に広げていく予定。
そのいんふらを使ったサービスの一つがQRコード。例えば、日本酒の場合、瓶に貼ってあるQRコードをスマートフォンに読み取ると、その品の商品情報が表示される仕組みになっている。しかも、スマホの設定に合わせて、英語、中国語で表示されるようになっているため、日本酒にあまり馴染みのない外国人観光客でも商品特徴が理解できて購入に結び付ける。
ここで、ごくらく株式会社の推奨する WeChatマーケティングが約にたつ。QRコードは非常にシンプルな販売促進ツールであるが、実はQRコードを読み取ることは外国人は日常的にはなっていない。販促活動は、情報を入手しやすいことが絶対条件である。 そこで、QRコードに変わる商品紹介の方法が、WeChatである。 月々1980円(税抜き)のアイビーコンを商品の前に設置し、外国人のスマホにプリインストールされている、WeChatをフリフリするだけで、商品情報が、外国人のスマホに現れる。
日本茶のコーナーでは、高級煎茶から抹茶まで京都福寿苑の商品が並んでいる。もともと、茶道は、日本を代表する伝統文化として関心が高かったが、実際に見たことある外国人は多くない。そこで、このコーナーでは、抹茶を点てるパフォーマンスを見せてくれる。もちろん試飲も可能だ。試しに一口飲んでみると、本来の抹茶の味とは違い渋みもえぐ味もなく、甘くて飲みやすい。
このように、免税フロアでは、日本酒や日本茶といった和風のテイストを前面に出すことによって、中国人をはじめとする訪日外国人を引き付ける施策をとっている。インバウンド対策は、爆買いが最終目的ではあるが、日本の文化を海外に伝える最高な手段であることは間違いない。今後、日本が海外進出をすることは、モノだけでなく、目に見えない文化や、無形物を知っていもらう必要があります。
高級ブランド品に目を向けてみると、1階にあるアクセサリー、小物売り場で比較的、リーズナブルなアイテムが人気になっている。例えば、訪日外国人に人気があるのは、有名ブランドのハンカチーフ。1枚1000円~2000円のものが、8枚セットで期間中のみ販売されていた。実は8という数字は、中国人にとって、縁起のよいすうじということで設定されている。
セット販売するときは、5個や10個でまとめるよりも、8個にした方がよく売れる。
有名ブランドの商品は現地で購入すると、3,4倍の商品もあります。だから、日本でまとめ買いしたものを、友人や親せきに、お土産として配る人も多いです。
生鮮食品売り場では、イチゴの人気ぶり。なかでもひときわめだっているのが福岡県産の [あまおう] 国内でも人気の商品であるが、このように粒が大きく甘みが強いイチゴは、中国にはないようで、大きな注目をあつめているのだという。 そのため、あまおう エスカレーターの脇に山のようにつんであるのだが、見ているそばから次々に売れていく。生鮮食品のため、日本国内で消費しない限り、免税対象となる。そもそも、百貨店とは品ぞろえの豊富さと、手厚いサービス、信頼性こそが身上。そのすべてのサービスが外国人観光客のニーズに訴求する。これこそが、松屋銀座が打ち出す、インバウンド対策である。
引用 徳間書店 訪日外国人 集客の法則 詳しくはこちらをご確認ください。
http://www.amazon.co.jp/%E8%A8%AA%E6%97%A5%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA-%E9%9B%86%E5%AE%A2%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87-%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%AF-%E5%B2%A9%E7%94%B0%E6%98%AD%E7%94%B7/dp/4197104049
サマリ
松屋銀座では、豊富な商品から、おもてなしまで、インバウンド対策に向けた様々なサービスを実施している。
こうすれば、もっと、インバウンド効果を最大化できる。 今後、中国人向けのビジネスでは、間違いなく越境ECが活況になる。ただし、ECをする以上、中国人消費者に直接広告をうったり、情報をなんとかして伝えなければならない。広告は、瞬時に目に見える効果をだすかというと、そうでもないという感覚があると思う。
そこで、コストを欠けず、消費者に自社の商品やお店を、中国国内で広げる方法がある。
例えば、松屋銀座で中国人が商品を購入します。 一般的には、銀嶺カードが使える、免税TAXが使えるというサービスはどのお店でもやっています。 Wechat マーケティングは ネットへと誘導するマーケティングツールです。 購入してくれた 外国人が、Wechatを開き、その場で、WeChat、Weiboでお店のURLをシェアしてくれたら、さらに、商品券を進呈というサービスを加えてみてください。
WeChatを通じて、中国人の友人にお店の情報がシェアされます。
そして、中国人にとっては、その場で、シェアするだけで、さらに○%の商品券がもらえるという、お客にとっても、お店にとってもメリットがあります。
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