花王の洗剤といえばアタック
インドネシアで〇〇はいくらで買えるか?第二弾です。
インドネシアに進出する際に、参考になるのが、日本の商品が現地でいくらで売っているか.
先日ブログで書いた、インドネシアでポカリスエットはいくらで買えるか?なんと55円でコンビニで売っていました。
今回は、日本で最近見ることが少なくなってきた、アタックの粉洗剤。ポカリスエットと同様に考えると、1袋100円くらいであると予想できる。
サークルKに行ってみたが、アタックは売っていなかった。バイクにのり、今度は、MODERN マーケットといわれるハイパーマーケットにいってみた。ハイパーマーケットは、日本でいう イオンと同じ業態で、食品から、日用品、衣料品まですべてを取りそろえる、いわゆるGMSといわれる業態である。
日本のGMSといえばなんといっても、駐車場の車の多さである。商品が多彩にわたるため、お年寄りから赤ちゃんまで幅広い層の消費者が購入する。さてインドネシアのGMSはどうかというと、このハイパーマートという小売店はイケアのような色使いが目立つ。
まさか、この値段とは。。
見てもらうとお分かりになると思いますが、色使いがほとんどイケアです。
このお店に入るまでに驚いたのは、なんとバイクの多さである。日本では駐車場に車がいっぱいであることは容易に想像できると思うが、ここインドネシアでは、バイクでいっぱいである。
見渡す限りのバイクは、日本であまり見ない光景でです。インドネシアでは、交通渋滞が激しいため車で移動することも可能ですが、大渋滞にはまり身動きがとれなくなります。ここハイパーマーケットでは、商品が大量に販売しているため、大量購入した際は、もって帰るのが大変です。
花王のアタックがいくらで買うことができるか?
インドネシアで販売しているアタック。
なんと日本とそれほど変わらない値段の約180円
日本でよくみる箱型の粉洗剤は日本で購入すると約200円程です。パッケージは箱か、袋かの違いはあれど、価格はほとんど変わらないことがわかります。パッケージはインドネシアの方が派手ですね。パッケージ自体のデザインもインドネシアアタックの方がオシャレ感があります。
日本のアタック
なぜ、所得が10倍も違う日本とインドネシアで、毎日使う消耗品である洗剤の値段が同じなのか?考えられる理由は3つあります。
- インドネシアの市場は、粉洗剤がお店の客引きの目玉商品になっていない。新聞にチラシが同梱されていないため、安さありきで洗剤を売っていない。
- 日本商品なので、若干高くてもいいのではないか。
- アタックは現地で製造しているため原価は比較的安く、高く売り儲かっている。インドネシアでわざわざ消耗戦は行わない。
本当かと思いますが、本当です。実はもう一つ理由がいあります。海外進出する際にまず、市場調査を行います。この洗剤の価格は日本商品の価格付けをする際に非常に参考になります。インドネシアの市場は、日本製以外に特に日用品での市場のシェアが大きいのは、ヨーロッパの、ユニ・リーバである。インドネシアは、かつてオランダ領であったため、ユニ・リーバの商品はどこにいっても販売しています。
花王は、インドネシアで洗剤やシャンプーを作って、日本に輸入しています。ユニ・リーバもインドネシアで、商品を作って、日本に輸出しています。ということは、インドネシアも日本も実は原価も、販売価格もそれほど変わらないということですね。
インドネシアへの海外進出は、現地開発を優先させる。
この状況を見てもらえばお分かりになります。日本で作った商品をインドネシアに輸出して販売しようと思ってもはっきり言って売れません。理由は明確です。 現地生産商品と比べ、価格が高すぎます。日本製だからと言って、品質が高いので売れるというわけではないのです。花王の商品ですら、現地生産を行い、現地の商品とおなじような値段で販売しています。
インドネシア人は年収の0.006%の洗剤を毎日使っているのか?
日本では年収の0.00005%が洗剤の値段です。そもそも、服を洗うために、インドネシア人は花王のアタックを使って洗濯をしているのか。
もうすこし、マーケティングを実施してみます。
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ごくらく株式会社は、WEBマーケティングを通じて日本企業の海外進出をサポートします。