日本の平均所得1/10のインドネシアでも日本と同じ味のポカリスエットが売っている。
インドネシアでの日本の成功企業といえば、GATSUBYが有名のマンダム。オムツのユニ・チャーム。ポカリスエットの大塚製薬など、日本でもお馴染みの企業が、20年以上も前からインドネシアへの海外進出を行い、多くのシェアを占める位置づけになっている。企業努力は並大抵の努力ではなかったはず。
一般消費者からみれば、実はその企業努力を感慨深く受け取る人は少なく、むしろ旅行した際に、日本と同じ商品が売っていれば、"へー"という言葉ともに、何も考えず、購入していくはずである。
では一般的に日本ブランド商品がインドネシアではいくらで購入できるのか、想像できるだろうか?
その前に、インドネシアの平均所得をみてみよう。
日本の平均年収は、約40万円程です。日本は約400万なので、およそ、1/10の年収です。
ではポカリスエットはどうかというと、日本は約120円~130円前後。
インドネシアでは
ポカリスエットは55円でコンビニで売っています。
日本でおなじみのポカリスエットがインドネシアのコンビニではなんと55円で販売しています。インドネシア人と、日本人との年収は10倍ほどの格差があるにも関わらず商品は1/2の値段の差しかありません。では日本人向けの商品として販売しているのかというとそうではありません。
販売している場所は、なんと日本でおなじみのサークルKだった。
日本に本社があるサークルKサンクスの担当者に聞いてみると、インドネシアにあるサークルKは日本企業でなく、インドネシア法人で日本のサークルKとはまったく関係ないとのことです。これって、ブランド戦略、商標など大丈夫なのかと思います。
日本と同じように、インドネシア全土においても、コンビニの目覚ましく拡大しています。日本のコンビニとサイズは同じような感じですが、まだまだ、商品陳列等は日本が勝っています。
インドネシアの日本の大きな違いは、ワルンといわれる、パパママストアが数多く存在しています。昔から続くワルン(パパママストア)は今後確実に淘汰されていき、多くは、コンビニエンススストアに様変わりしいきます。
消費者からみれば汚いお店(昔のお店)で購入したいか、綺麗で清潔感のあるお店で購入したいか、間違いなく、清潔感のあるお店にいくはずです。
清潔感のあるコンビニエンスストアで、ミネラルウォーターはいくらで売っているか?
なんと30円です。
お店はどんどん綺麗になるが、売っている商品の値段は変わらない。今後インドネシアの人口は3億人を超えます。これは、中国、インド、アメリカに続き世界4位の大国になることを意味しています。消費が増えれば、経済も確実に成長していきます。海外進出を考える企業は、次なる国はインドネシアはどうでしょうか?
次回のブログでは、実際に商品を現地で売るための、詳細な手続き、法律に触れてみたいと思います。
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