2015年1月から導入されたタイの新たな政策。高付加価値産業の発展をめざし、地方への企業誘致策であるゾーン制を廃止し、業種別に優遇処置を付加する。最長8年の法人税の免除が受けられるグループA(4業種)と輸出税が免除されるグループB(2業種)に分けた。優遇策が最も多い(A1)は国の競争力を向上させる研究開発にかんする事業で具体的には、電子設計やクリエイティブ製品デザインを挙げた。
中所得国の罠
業種別の優遇処置に加え、メリットによる恩典も追加で不可。
①競争力向上 ②地方分散 ③工業用地開発。
に寄与する投資に関しては、追加の優遇策を与える。新政策で高付加価値産業を誘致し、中所得国に到達した国に成長が停滞する 中所得国の罠を回避する。 2015年末を予定する東南アジア諸国連合経済共同体発足を前に競争力を強化。域内競争を勝ち抜く狙いもある。
ごくらく株式会社 出典 2015年3月6日 日経新聞