柳本浩市が作った最後のトイレットペーパーブランド ペンギン

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日本が誇るスーパークリエイター 柳本浩市さん 2016年3月4日 享年46歳。


知る人ぞ知る柳本さん。 BRUTUS Casa !3月号 暮らしをオーガナイズする収納スタイル集で特集が組まれた仕事が生前最後の仕事となってしまった。2020年の東京オリンピックでもその力を存分に発揮される予定でしたが、なんとも切ない運命です。

柳本浩市の情報を収納する愉しみ。印刷物や書籍、プロダクトをあわせおよそ50億点のアイテムを所有する柳本浩市さんが日々マメに行っているという収納術。3月発売。 これが最後の出版物となってしまいました。

柳本浩市とはいったいどんな人物だったのか?


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今から20年以上前に流行したナイキのエアマックスイエロー。社会的ブームを巻き起こした張本人がこの柳本浩市さん。

柳本さんと初めてお会いしたのは昨年の春頃。再生紙メーカーの新しいブランドを作ることがきっかけで、お仕事をさせて頂きました。

初めてお会いした印象は、常にニコニコして、何を質問しても必ず的確な回答をされる 人間Wikipediaの印象がありました。

ただ Wikipediaと明らかに違うのは、過去と、現在をつなぎ合わせ、点と点から文脈を読み取り未来を予想するということ。これはどういうことかというと、現代の日本のビジネスは大量生産時代の延長で物事を考えることが常識となってしまったため、現在と少し前の過去に売れているものの数値を解析、フィルタリングし今売れているものを考える思考となっています。

トイレットペーパーにデジタルマーケティングを取り入れることは誰もが難しい言いました。そこで柳本流のブランド開発が始まります。 まず、トイレットペーパーのブランドにペンギンを取り入れました。デザインはこんな感じです。

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そしてここからが、天才クリエイターの技がでました。従来のメーカー発想は、顧客属性に直接アプローチする方法をとります。トイレットペーパーであれば、一番大きな市場である、40代50代の主婦が好むようなコンテンツを考えます。

彼の考え方はまったく違いました。中長期のブランディング、今現在の売り上げを拡大させるためにとった手法は、財布を握っている主婦に向けたコンテンツではなく、小学生をターゲットとすることでした。

今ユーザーはどんな行動をとっているのか、これからどう変わっていくのか、すべての点と点を線につなげ、答えを導きました。

結果は店頭の売り上げは従来品の4倍以上。そして動画再生数は投稿3カ月後74万PVを突破しました。

柳本さんからはいつも 文脈が重要だと教えて頂きました。 歴史は必ず繰り返される。過去起こった歴史から、今後何が流行するのか。

教えて頂いたクリエイティブ、マーケティングを今後多くのお客様と共に世界に広げて参ります。 安らかにお休みください。

ごくらく株式会社

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このページは、GOKURAKUが2016年3月12日 16:42に書いたブログ記事です。

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